久々にはてなブログを開いた。
5年以上前のブログを見てると全く内容を覚えていなかったり、過去を思い出せない。
今日はツタヤで西村賢太の小銭を数えるを読んでいる。
以前ツタヤで買ったものを持ち込んで読んでいる。
同じ作者の苦役列車を読んでから思ったがよくもこんなにクズいエピソードを難解な言葉で書くことが出来るのか。
そして溢れ出る罵詈雑言と小心な作者のギャップ。
この小説は私小説なので限りなく作者の体験したエピソードである。
クズと高邁でありたいとい精神は同居する。
しかもそれが、瞬時に現れたり消えたり感情の起伏と緩急と出入りが物凄い。
登場人物は苦役列車の時の同僚が出てきたりしていて、懐かしさを覚える。
この青年に作者は東京から茨城の水戸までお金を借りに行った。
青年の職場である郵便局に押しかけ彼女が妊娠したと嘘をついて金の無心をする。
対して青年は貸さない。
青年に対して作者は罵詈雑言を浴びせる。